Counter-Strike 2(CS2)が、2025年の夏に開催されるeスポーツ・ワールドカップ(EWC)のタイトルとして開催することを発表しました。
戦術的FPSの象徴ともいえるこのゲームが、2025年大会で再び世界中のファンを熱狂させることでしょう。
2025年大会フォーマット
2025年のCS2大会には、世界のトップ16チームが参戦します。
この16チームは、公式グローバルランキング「Valve Regional Standings(VRS)」に基づいて直接招待される形となります。
これにより最も競技成績が優れたチームのみが参加資格を得ることになります。
招待基準となるVRSのランキングは、2025年6月時点の最新データが使用されるとのこと。
なお、Valveや大会主催者が設定する競技基準を満たす必要があり、不正行為などでESIC(Esports Integrity Coalition)や他の関連機関から出場停止処分を受けた選手がいる場合は例外が適用されることもあります。
VRSランキングの詳細は、ValveのGitHubリポジトリで公開されています。
125万ドルの賞金プール
2025年大会の賞金総額は125万ドル(約1億8,000万円)。
その内訳は以下の通りです。
- 優勝: 50万ドル
- 準優勝: 23万ドル
- 3位-4位: 10万ドル
- 5位-8位: 4万ドル
- 9位-16位: 2万ドル
2026年の予定も発表
チームと選手の計画を支援するため、2026年EWCのスケジュールも発表されました。
2026年のCS2トーナメントは、8月10日から23日まで開催予定とのことです。
2024年の振り返り:CS2 EWCハイライト
2024年のEWCは、NAVIがFURIA Esportsを圧倒し、準々決勝ではFaZe Clanを、準決勝ではMOUZを劇的なリバーススイープで破りました。
決勝の相手はG2 Esportsで、NAVIは1マップ目を落としたものの、その後は見事な逆転劇を見せ、2連勝で優勝を飾りました。
NAVIの勝利は、2024年を通じての成長を証明するものであり、彼らが真の実力を持つチームであることを示しました。
MVP:ニコ(NiKo)
決勝では敗れたものの、G2 Esportsのニコラ「NiKo」コヴァチが大会MVPに選ばれました。
彼は10マップ中9マップでプラスの戦績を記録し、その安定感とパフォーマンスでチームを牽引。あと一歩でG2にトロフィーをもたらすところまで迫りました。
eスポーツ・ワールドカップ(EWC)とは?
EWCは、競技の頂点とファン文化を祝うグローバルな祭典です。
2025年大会はサウジアラビア・リヤドで開催され、複数のゲームを横断する独自の形式で、世界トップのeスポーツクラブと1,500人以上の選手が競います。
eスポーツ史上最大の賞金プールが用意されたこのイベントは、2025年夏も開催予定で、見逃せない大会です!